つまらない仕事はやらず好きな仕事だけやろう
2018/11/29
つまらない仕事はできる限りやらなくていい環境を作る
つまらない仕事とはできる限り関わらない。
自分がやりたい仕事だけやれる環境を、若いうちから作っていくのが大切だと思う。
私はエンジニアとして働いているが、できるだけつまらない仕事はやらないようにうまく持って行く。
例えば、作ったプログラムが正しく動作しているかを確かめるテストと言う作業は必ずついて回るのだが、これがまた面白くないのである。
無味乾燥なテスト項目をただひたすら確認していくのは実に退屈で眠くなる。
たまに「テストやるのが大好きです」な感じの人もいるが、プログラムを書くのが好きでこの仕事を選んだ人であれば大半がテスト作業なんてやりたくないと思うのではないだろうか。
つまらないと感じるのは向いてないと言う証拠
つまらないのははっきり言うと、向いてないのだと思う。
その証拠に「テスト大好き」な人は勝手に何十個もテスト項目を自分で作って綿密にテストし、
「どうやったらそんなバグに気付けるの??」
と言うような、実装した側は想像もしなかった欠陥について指摘してくれる。
勘違いしてはいけないが、これはとてもすごい才能なのだ。
人が気づけないような仕様のスキやバグを発見してくれるのはプログラミングする側にとってもものすごくありがたい事なのだ。そしてそう言ったテスターは現場でも重宝される。
そのテスターがいなくなれば製品の品質がガクッと下がってしまうような優秀な人は確かにいる。
そして、私の場合は圧倒的にテスターとしての素質が足りない。
根気よくテスト項目をこなして行く気力が持てない。毎日テストを繰り返すような仕事ならそれこそ鬱になってしまうかもしれないと本気で思う。
嫌な仕事は、素直に負けを認めて得意な人にやってもらおう
だから、潔く負けを認めよう。
自分はこの仕事には才能がないのだと受け入れよう。
そして、自分が没頭できることだけやればいい。
こう言うことを言っていると必ず、
「苦手なことから逃げてたら成長できませんよ」
てな感じで正論をぶつけられること必至だが、これは半分あっているし、半分間違っている。
苦手なことを克服しないと成長できないと言うのは嘘だ。好きなことをやっていれば嫌いなことをやっている時間の半分で2倍成長できる。
こんなのは、受験で苦手な数学は何年かかっても得意にならないのに、好きな英語はすんなり頭に入ってくると言うよくある体験をしていればもうすでに予習済みのはずだ。
ただし、苦手な仕事を「やる意味」はある。
テスト作業をやったことのないエンジニアが作ったプログラムなど、正直言って怖くて使えない。
どんなところでバグりやすいか、予期しない動作にはどんなものがあるかなどを、テスト作業を通じて学んでいないエンジニアが書いたプログラムは、地面に埋まった地雷のように、ある日突然爆発し、プロジェクトを崩壊へと導くだろう。
すいませ〜ん...これやってもらえませんか??
ほんの少し申し訳なさそうに、それでいて大胆に頼んでしまおう。
相手が先輩であっても、頼むタイミングさえ見誤らなければいけるはずだ。ただし、忙しそうな時は絶対やってはいけない。鬱陶しがられるだけでなく、仕事ができないやつと言うレッテルも一緒に頂戴してしまう。
私は新米エンジニアのくせして、いつもそんな感じで諸先輩がたに仕事を振りまくっている。
「生意気なガキだな」
と言われれば、その通りである。
しかしそんなことで気を揉んでいては、世の中の90%以上をしめる平凡なサラリーマンとして一生を終えることは目に見えているから気にしない。
大前提として、1人で全ての仕事をできるわけはない。
それなら、それぞれが一番得意なことに没頭するのが最も効率的でみんなハッピーではないか。
そう信じているから、私はつまらない仕事は人に回す。そして、自分のやりたい仕事に最も時間をかける。
誤解されると心外なので一応言っておくと、「つまらない仕事も」やっている。否、結構やっている。
たまに「つまらない仕事」の割合の方が多くなりそうな時は、慌てて振れる仕事は周りの人に振ってバランスを取る。
それくらい意識していないとすぐに「つまらない仕事」の奴隷になるから注意しないといけない。
あなたはやりたい仕事をやるために、会社に行くべきなのだ。