別に出世しなくても良いは奴隷会社員の口ぐせ
「俺は別に出世とか興味ないし」は禁句
会社員である以上、出世は重要だ。
もし出世に興味がないと言っているサラリーマンがいれば、それは単に
「出世できなかったらショックだし最初から頑張りません」
と宣言して自分を守っているだけである。自分はレースに最初から参加していないのだから、別にビリでも構わないと言っているのだ。
これを古代エジプトに置き換えてみれば、「俺は一生、石運びの奴隷で良いんだ」と言っているのと同じである。きっと言っている本人は「自分は出世欲のために神経をすり減らすのなんてごめんだね」ぐらいにしか思っていないのだろうが、奴隷根性丸出しだということに気づくべきだ。
男にとって仕事ができないのは致命的
男にとって仕事ができないのは致命的だ。
女性にとって仕事ができないのはそれほど重要なことではない。しかし男にとっては深刻な問題だ。
動物の子育てを追ったドキュメンタリーなんかを一つでも見てもらうと分かるが、雌はエサをとってこれない雄とは交尾しない。雄にとってエサをとってきて雌と子供を養うというのは紛れもなく最も重要な仕事だ。
そして仕事ができない雄は、雌に見向きもされず子孫も残せない。
どうだろうか。これは人間の世界でも当てはまる気がしないだろうか。
仕事のできない、ゆえに年収の低い男と結婚したがる女性は少ない。ごく当たり前のことだ。善悪以前に、自然の摂理に則った自然の理ということ。
女性は仕事などできなくとも、美しければそれだけで富豪に見初められる。けれども男は仕事ができなければどうしようもなく見下される。
出世するほどに自由な時間は増えていく。逆も然り
そもそも、出世しなくても良いといっているサラリーマンは「しない」のではなく、「できない」のだとなぜ正直に言わないのか。
正直にそういえばまだ可愛げがあるものを、なぜ「しない」とあたかも自分が出世できないのを、「敢えてそれは選んでいるのだ」などとチンプンカンプンな虚勢を張ろうとするのか。
まあこれは男の悲しい性というところもある。どの動物もオスは概して体を大きく見せて威嚇するものだ。
とにかく、口だけで実力のない世捨て人ならぬ、欲捨て人なサラリーマンはいつまでたっても平社員のままこき使われる。平社員なので、いつも使いっぱしられて忙しい忙しいといっている。
それとは対照的に、出世していった同年代はすでに役職を与えられ、時間だけ取られる退屈で重要でない仕事は部下に任せて、自分のすべきことを有意義にこなしている。
出世すればするほど、自由な時間は増える。
嫌な仕事は部下に全部丸投げすれば良いからだ。
「でも偉くなったら責任ばっか押し付けられて大変だしそんなの嫌だ」
と思う人は、すっかり会社や上司に洗脳されてしまっている。もう少し本を読んだ方がいい。そんなだからいつまでもパッとしないサラリーマンなのだと気づきたい。
偉くなったら責任も重くなってもっと忙しくなるというのは、嘘だ。
上の偉い人が、奴隷である平社員に嫉妬されては困るから、そういっているだけ。実際には偉くなるほどに自由な時間は増えるし、やりたい仕事だけできるようになる。
その証拠に偉い人ほど、今どこにいるのか分からない。反対に平社員はきっちり9時5時で勤務していなければならない。
この、できれば目を向けたくない事実から逃れる最高の言い訳が、
「出世なんか興味ないし」
なのである。