入社半年の新入社員だけど、あと3か月で会社を辞めます
会社を辞めるまであと3か月
ひさしぶりの更新になりました。
新卒で就職してから、半年が経ちましたね。この6か月は、自分の人生についてはじめて本気で考える時間でした。
悩まない日はないというくらい、一日中かんがえを巡らせていました。ブログを更新できていなかったのは、自分の中から何かをアウトプットする余裕もなく、ひたすら何かについて考えていたからだと思います。
決してブログ記事を更新するのがめんどくさくなったとかではありません笑
6か月間、いろいろ考えて考えて、ようやく自分の中が整理でき、決断もできたので、ひとつの区切りとして書いていこうと思います。
私はおそらく、あと3か月で会社を辞めます。
辞める決断の前に何を考えていたのか
突然の宣言のようですが、私にとってはけっこう前から決めていたことでした。
「会社を辞める」
それは遅かれ早かれ、実行することになるだろうと思っていました。
でも、それが1年後なのか、3年後なのか、はたまた一か月後なのかということは曖昧なままで、とにかく悩んで、考え続けていました。それが今、一区切りついたように感じています。
会社を辞めるという結論に至るまで、自分がどんなことを考えてきたのか、ここで振り返ってみたいと思います。
「自分が今どう感じているか」考えた
もともと入社直後の4月から「会社を辞めてやる!」とか言ってる、若気の至り感満載の新入社員だったわけですが、そもそもなんで自分はそんなに会社をやめたいと思っているのか、考えてみることにしました。
会社を辞めたいと思うという事は、何かしら現状に不満があるわけです。
何が不満なのか、それを知るために「自分が今どう感じているのか」という視点で考えてみました。その結果をリストアップしてみます。
- 会社での人間関係(主に課長との)が上手くいっていない、上手くいきそうにない
- そもそも部署自体の雰囲気がギスギスしている
- 仕事は何よりも優先されるべきという社会人の常識に抵抗を感じる
ちなみにこれは初期の段階(入社後3~4か月)で感じていたことです。
人間関係、職場の雰囲気
主には、人間関係で悩んでいたことが分かります。特に直属の上司である課長は社内でも有名なくせ者でしたので、そうとう悩まされていましたね。
「これではいかん!」と思って、自分から飲みにさそって親睦を深めようとしましたが、そういうのが通じる人ではありませんでした笑
それに配属された部署が、「利益第一主義!お前のそのミスでどれだけ会社に損益が出てるのか分かってるのか!」という感じのピリピリした雰囲気で、ほとんど会話もなく、重圧と閉塞感を強く感じていました。
”社会人の常識”への抵抗
「仕事とプライベートなら、間違いなく仕事を優先すべき。」
このような社会人としての常識にたいして、強い抵抗を感じていました。
忘れもしないのは、一か月も前から予定していた重要な予定(フジロック、初めての生レッチリ)が、突然決まった出張で行けなくなりかけたことです。
「仕事なんだから当然だろ。仕事なめすぎ。」
間違いなくそういわれると思いますし、それが社会人として正しい考えだということも分かります。
それでもやっぱり、仕事のために、もう一生体験できるかわからないようなことも犠牲にして働かなければいけないというのは、受け入れたくありませんでした。
このときは出張の日程が延び、なんとか危機をまぬがれたから良かったものの、これから先ずっとこんなことがありえるのかと思うと絶望さえ感じました。
人生には仕事なんかより、もっとずっと優先されるべき物事があるはずです。それを「仕事だから」で片づけてしまうのは恐ろしいことだと思います。
もっと踏み込んで考えた、自分の目指す未来
上で挙げた会社をやめたい理由は、今思うと薄っぺらなものです。
人間関係と、社会の常識への抵抗。たしかにこれは自分が感じていたことですし、やめたい理由の一つだったでしょう。
ではなぜ薄っぺらいかというと、「じゃあ自分はどうなりたいのか」が見えてこないからです。現状に対して不満を抱いているだけで、自分の意志がないんですよね。
「どうなりたいのか」「何をしたいのか」がないまま会社をやめてしまったら、もっと苦しくなると思いました。なぜなら、会社をやめてからもずっと悩み続け、迷走することになるからです。
「やりたいこと」に目を背け、なんとなく安定を選んで生きてきた自分がそうだったのです。なので、「嫌だから」「合わないから」という理由で辞めてしまっては確実に後悔すると思いました。
だから今度は、会社をやめたら自分はどうしたいのか、考え続けました。
- 大学時代から興味のあったプログラミングに挑戦したい
- 具体的なスキルを身に付け、自力で稼げるようになりたい
- プライベート、家族との時間を最優先にできる働き方がしたい
これが現在、自分が考えていることです。
すこし前とはずいぶん変わりました。なによりも、人間関係がどうこうとか、そういうのは主な悩みじゃなくなりました。
代わりに、今の会社では実現できない「やりたいこと」があり、今のまま働き続けた先には自分の描きたい未来が存在しないというのが、主な悩みとなりました。
悩みというより、やめる理由ですね。
プログラミングに挑戦したい
まず、会社をやめる理由で最も大きいのがこれです。
今までやりたいことよりも安定を優先して生きてきましたが、ようやく本当にやりたいことが見つかりました。
なんだかこんなふうに書くと、それこそ迷走しているやつみたいになりますけども...笑
もちろん、一時の思い込みだけで決めつけたことではありません。実際にプログラミングに触れて、確信したことです。
寝食わすれて没頭できる、本当にやりたいことがみつかって、今はとても嬉しいです。就活の時はどれだけ探してもみつからなかったものですから。
自力で稼ぐ道をめざしたい
プログラミングをやりたいのは、単純に自分に合っているから、やってみたいからという理由だけではありません。もっとその先に目指すところがあります。
それは、自力で稼ぐ力を身に付け、会社に依存せずに生きていく道です。
「お前にそんな力があるのか?」と言われたら、「ありません」と答えます。でも、それが私の目指したい未来なのです。
プログラミングを続けた先にはそんな未来がある。そう思いました。
社会の常識にがんじがらめにならず、本当に自分が優先したいことができる。自分が大切にしたいものを犠牲にせずにすむ。それを実現するための手段として、プログラミングを選んだのです。
これからは、自分に嘘をつかない
長い時間、自分と向き合って考えた結果、会社を辞めることに決めました。
なんだか長ったらしくなってしまいましたが、ようやく納得できる理由が見つかったという感じです。悩み続けた6か月間で、ようやくすっきりした心持ちになれています。
当然、不安もあります。常識的に考えれば、1年未満で会社をやめるなんて馬鹿だと思います。
でももう、「常識的に考えて」とか「こっちのほうが安全だから」とかいう理由で自分に嘘をつくのはやめました。
これからは自分の意志で、心の声を無視せずに生きていきたいと思います。もちろん、すべて自己責任だということも覚悟の上で。
会社をやめるまであと3か月。ようやく私は、自分の人生を生きることに決めました。