地元を離れて就職するメリットは家族といい距離感が保てること
2017/11/17
地元をでて東京で暮らしている20代の実感
このブログで今一番アクセスが多いのが、地元で就職するかどうかというキーワードです。
私も大学をでて就職する時にはずいぶん悩みましたが、やはりみんな悩んでるんですよね。
いったん地元を離れてしまうと、しばらくは戻れない気がしますしね。
今回は地元を離れて2年ほどになる20代がどう感じているか、今一度考えてみたいと思います。
地元を離れることのデメリットって何だろう
地元を離れて都会で就職するって、なかなか決心できないことです。
なぜこんなに迷ってしまうんでしょう。
もちろん人それぞれの理由があると思うんですが、自分の場合は「家族」が大きな悩みのタネでした。
今回は家族の問題について
学生の頃は親もまだまだ若いし、自分のことで精一杯なので考えもしないのですが、20代にもなると親が老い始めているのを実感する機会が多くなるんですよね。
例えば単純に顔が老けてきてるなとか、動きがキビキビしてないなとか。
端的にいうと、親が少しずつ"死"というものに向かっていることを実感せざるを得なくなるんです。
これは考えたくもないことです。
でも、見て見ぬふりをする訳には行かない事実です。
そう考えると、親を残して遠い都会へ就職してしまって後悔しないだろうか...と考え始めます。
遠く離れてしまうと、もし何かあった時に駆けつけるのが遅れますしね。
でも実は、記事タイトルの通り、私は地元を離れて感じるメリットもあるんです。
近すぎると、うっとおしく感じてしまう
それだけ家族のことを想っていたとしても、近すぎるとうっとおしさの方が勝ってしまうものなんですよね。
いつもいつも顔を合わせる状況だと、ちょっとしたことでイラっときたりしませんか。
自分の場合はそうだったのですが、離れて住んでて、たまに帰ると家族も歓迎ムードで迎えてくれますし、こちらもちょっとしたことで怒ったりしなくなるんですよね。
つまり、いい距離感を保つことができると感じるんです。
久しぶりに会うと、みんな元気かな?というスタンスで接するので、仲良く接することができるんですよね。
逆に、毎日顔を合わせていると「元気なのが当たり前」になってしまって、気遣いしなくなりがちです。
適度な距離感がいい関係を築いてくれる
簡単にいうと、距離が近すぎるとあまのじゃくになってしまうのだと思います。
本当は家族が大切でない訳がないのですが、正反対の態度をとってしまうという。
それに比べ、遠く離れていると、自分はあとどれくらいの時間を家族と過ごせるのだろうかと考えるようになります。
そう考えると、
「たまに帰ったときぐらいはつまらないケンカはせずに、貴重な時間を一緒に過ごそう」
という大人な心境になるものです。
すると不思議と穏やかな気持ちで接することができるようになるんですよね。これは一緒に住んでいては経験できない心境です。
地元を離れたら離れたで、いいこともあるよ
だから地元を離れた方がいいと言うつもりではありません。
離れたら離れたで良い効用もあるよ、悪いことばっかじゃないよということです。
前の記事でも言ってたことなんですが、結局どっちを選んだって後悔はするもんなんです。
それが大前提なんだと思えば、答えのないこの悩みは少し軽くなります。どっちを選んでも避けられないデメリットがあるなら、その中で自分が一番良いと思えるものを選ぶだけです。
とはいっても、自分もそんな風にきっぱりと割り切れたわけじゃないので、最後はエイやっと自分の信じた方向に進んでみてください。
逆に、信じることができない道は選ぶべきではないです。
つまり、絶対に嫌だと感じるなら、そっちは選んじゃいけません。
自分の直感的なものは大事にすべきです。そうじゃないと、「なんでこっちを選んでしまったんだ...」と必ずどこかの時点で悩むことになります。
私は地元にずっといるのもつまらないな、と直感的に感じたから、今の道を選んで、そして後悔していません。
人それぞれ、どう感じるかは異なります。
人の意見で決めるのではなく、やっぱり最終的には自分はどうなのかで決めないとですもんね。
人の意見はただのアドバイス、一つの価値観に過ぎません。
あなたにとって大切なものは何か、最後はそこで判断してみてください。